中沼(茨城県龍ヶ崎市)
|
fig.01 フクロワムシ
Asplanchna priodonta
|
fig.02 フクロワムシ
Asplanchna priodonta
|
fig.03 フクロワムシ(群集)
Asplanchna priodonta
|
fig.04 ツボワムシ
Br.calyciflorus var.anuraeiformis
|
fig.05 ケンミジンコ
Cyclopoida
|
fig.06 ケンミジンコ(ノープリウス)
Nauplius
|
【よしさんコメント】
この調査での中沼の圧倒的な優占種は、フクロワムシでした。ツボワムシとケンミジンコは少数派です。
動物プランクトンを捕食する大型のフクロワムシは、稚魚の餌料に有用と思われますが、ふ化仔魚の
口に入る大きさではなく初期餌料には不適当と推定されます。
☆
中沼では昭和50年代までサデアミでワカサギが良く漁獲されていました(1984、川魚図志)。
ふ化仔魚の初期餌料に適するツボワムシと、稚魚〜成魚段階で有効な大型動物プランクトン、両種の存在が
ワカサギの命を支えた可能性が高いものと思われます。
|