亀山湖・牛久沼は首都圏近郊のワカサギ釣り場をめざします

ワカサギふ化放流ノート
某水体における、ふ化後67日目のワカサギ稚魚(腸管内容物)
It is a Japanese smelt young of the 67th day after hatched in a certain wetlands(intestinal tract cont).
fig.01 ふ化後67日目のワカサギ稚魚
fig.01 ふ化後67日目のワカサギ稚魚 Hypomesus nipponensis
fig.02 腸管内容物
fig.02 腸管内容物
intestinal tract cont
fig.03 腸管内容物
fig.03 腸管内容物
intestinal tract cont
fig.04 腸管内容物
fig.04 腸管内容物
intestinal tract cont
fig.05 腸管内容物
fig.05 腸管内容物
intestinal tract cont
fig.06 腸管内容物
fig.06 腸管内容物
intestinal tract cont
fig.07 腸管内容物
fig.07 腸管内容物
intestinal tract cont
【よしさんコメント】

某水体で、2006年06月06日に採取されたワカサギ稚魚137尾の 平均的全長は40〜48mmの範囲でした(fig.01写真参照)。
稚魚段階のワカサギの餌料を確認すべく、サンプル中の小型(40mm)10尾を解剖し、 腸管を取り出し検鏡した内容を、fig.02〜07写真に示します。

動物プランクトンが明確に認められるものと安易に期待しましたが、概要はご覧の通りです。
大部分は既に消化され、原型を保っている餌料は、かなり少ない。 見ようによっては、ミジンコ類の残骸と思えるもの(fig.02写真・fig.05写真)、明確にミジンコ類の卵 と判断できるもの(fig.03写真・fig.06写真)や、 原生動物・オビムシのある種か、または異物と思えるもの(fig.04写真)も、腸管内に確認しました。

稚魚段階のワカサギ10個体を見る限り、腸管内に原型を保っている餌料は極小でした。 しかし、ふ化後67日目のワカサギ稚魚としての成長は良い方向にあります(別項参照)。
従って、この季節の当該水体の餌料は摂餌後急速に消化され、成長に資するものと思われます。

※137尾のワカサギが教えてくれたこと※
★ふ化仔魚段階〜稚魚段階にいたる餌料の、適性・量とも充分で、成長を保証している
★現状の餌料(主に動物プランクトン)を、高い効率で成長に変換している

2006年06月06日某水体にて採取 天候○ 満水 水色ややマッディー

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