【よしさんコメント】
某水体における、2006年06月06日の漁獲内訳は以下の通りです(fig.01写真〜fig.05写真参照)。
ワカサギ(稚魚)137尾
ワカサギ(成魚) 1尾
ウキゴリ 7尾
ヌマエビ 4尾
モツゴ(クチボソ) 2尾
タイリクバラタナゴ 1尾
ヨシノボリ 1尾
テナガエビ 1尾
オオクチバス(稚魚)1尾
ただし、比較的高額で出荷可能な魚種(例えばウナギ等)は除外されているものと思われます。
漁獲リストにはありませんが、この水体には、コイ・ヘラブナ・ウナギ・マブナ・オイカワ・メダカ・
ドジョウ・ナマズ・ブルーギル・カムルチー(ライギョ)・アメリカザリガニ・カラスガイ・トンボ類等も生息しています。
ワカサギ・ウナギ・ナマズ・カムルチー(ライギョ)等は魚食魚ですが、在来種は駆逐などされていません。
また、オオクチバスも生息していますが、ワカサギを始め、エビ類やモツゴ、ヨシノボリ、タナゴ類は絶滅することもなく
共存していることが漁獲内訳で確認されました。
外来種・魚食魚という風評に惑わされず、一次資料・事実に基づく、自分自身の考察が大切でしょう。
※漁獲内訳が教えてくれたこと※
★多様で豊富な生物相が保たれています
★外来種・魚食魚と他の生物との関係は、自動的に安定平衡する
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