亀山湖・牛久沼は首都圏近郊のワカサギ釣り場をめざします

ワカサギふ化放流ノート
アオコとは(亀山湖における2006年の事例)
What is AOKO? (an example of 2006 in kameyama-lake)
fig.01 アナベナ属
fig.01 アナベナ属(神社下) Anabaena
fig.02 アナベナ属
fig.02 アナベナ属(神社下) Anabaena
fig.03 アナベナ属
fig.03 アナベナ属(角柳) Anabaena
fig.04 アナベナ
fig.04 アナベナ(神社下)
Anabaena circinalis
fig.05 アナベナ
fig.05 アナベナ(角柳)
Anabaena circinalis
fig.06 アナベナ属
fig.06 アナベナ属(神社下) Anabaena
fig.07 アナベナ属
fig.07 アナベナ属(神社下) Anabaena
fig.08 アナベナ属
fig.08 アナベナ属(角柳) Anabaena
【よしさんコメント】

アオコという植物プランクトンは、存在しません。
アオコは、植物プランクトン等によって引き起こされた現象や、形成された形状をさします。
富栄養化した水域で異常繁殖し、アオコ(水の華)を引き起こす植物プランクトンに、 諏訪湖等で有名なミクロキスティスやオシラトリア(いづれも藍藻)があります。
風下の水面を中心に積層し、腐敗し、異臭を放ち、毒性をも持つとされるアオコ現象は、 水体により、原因となる藻類は相違します。

亀山湖において、かなり初期段階(非常に軽度)のアオコ現象を引き起こしている、植物プランクトンは何であるかを、 今回、調査しました。

亀山湖の神社下と角柳における、藍藻の圧倒的優占種はアナベナ属で、前回調査時には見当たらなかった属です。
太く直線状に伸びるアナベナ属の顕微鏡写真をfig.01〜fig.03に示します。
また、らせん状の姿が特徴のアナベナ属はfig.04〜fig.05に示します。
さらに、もっと細い糸状の姿をしたアナベナ属はfig.06〜fig.08に示します。
湖水中で最多はfig.06〜fig.08のアナベナ属でした。

アナベナ属はカビ臭を伴うことがあり、浄水場の凝集沈殿処理も通過し無力となり、活性炭ろ過等を強いられます。
亀山湖の水は、上水道にも利用されますので、水の華を引き起こす藍藻類の異常繁殖は困ります。
他方、魚類の生息には植物プランクトン・藍藻類も必要です。
採取:2006年07月29日09:00〜10:00 天候◎○ 満水 水色ややマッディー 水温26.0℃
発表:2006年08月01日 よしさん
「ザ・レイクチャンプ」シークレット・ポイント0005 亀山湖

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