みたび、亀山湖のノロ(貴重種動物プランクトン)その8
Zooplankton Leptodora kindtii of kameyama lake in JAPAN.
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fig.01 ノロ(メス)
Leptodora kindtii
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【よしさんコメント】
このノロ(その8)は、亀山湖のプランクトン調査で、自作プランクトンネットに入ったもので、
角柳で採取された、小ぶりのノロ(メス)の1個体です。
同日の神社下のサンプルからノロ(メス)を発見しました「別項:みたび、亀山湖のノロ(貴重種動物プランクトン)その7」ので、
角柳にもいるはずと、3日間掛かって検鏡し、やっと12日深夜に1個体を発見しました(fig.01写真)。
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掲載の個体に先立ち、12日朝には、ノロの第2触角のみもサンプルから発見・観察していますので、
角柳に複数の個体がいたことは確実と考えられます。
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亀山湖のように、動物プランクトン研究の充分なされていない湖沼においては、
エリア毎、季節毎、水深毎にどの種類のプランクトンが、どれくらいの量で出現するのかを中長期的に調査し、解析する
必要があります。
亀山湖でふ化した、ヘラブナ・コイ等の仔魚の初期餌料は、ワムシ系の小型動物プランクトンと推定され、
少なくとも春の産卵期に初期餌料の存在は欠かせません。
特に、成魚になっても動物プランクトン食性の、ワカサギの安定増殖に寄与するには、
年間を通じた動物プランクトン研究が必須であると、よしさんは考えています。
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採取:2006年09月30日(土)13:00 亀山湖(千葉県君津市)角柳にて
天候◎ 1.5m減水 水色ややマッディー
発表:2006年10月13日 よしさん
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