亀山湖・牛久沼は首都圏近郊のワカサギ釣り場をめざします

ワカサギふ化放流ノート
牛久沼のノロ(貴重種動物プランクトン)その1
Zooplankton Leptodora kindtii of ushiku swamp in JAPAN.
This microphotograph which "yoshisan" photographed is First record of Leptodora kindtii in ushiku swamp, JAPAN.
fig.01 牛久沼のノロ・その1
Leptodora kindtii
fig.01 牛久沼のノロ・その1(メス)
Leptodora kindtii
【よしさんコメント】

このノロ(その1)は、牛久沼(茨城県龍ケ崎市・他)のプランクトン調査で初めて、自作プランクトンネットに入ったもので、 顕微鏡下で発見した時には、よしさんも驚きました。
日本の淡水動物プランクトン中最大とされるノロは、体長10mmを超える個体も発見されていますが、fig.01 写真に示す個体は 頭部の第1触角が小さいことからメスであることが判り、頭部(画面の左)から尾部(画面の右)の体長実測値は3.0mmでした。
掲載写真は、パソコンのモニターに収まるよう、顕微鏡写真を合成し、縮小してあります。

もっと大きな写真で各部詳細も見たい方は、こちらに用意しました。 click here to enlarge.
ディスプレーを上下左右にスクロールして、お楽しみください。

牛久沼において、よしさんが初観察したノロは、1961年以前からノロが分布していた最寄の 霞ケ浦(日本淡水動物プランクトン検索図説)に由来する可能性が高いものと考えられます。
牛久沼にノロが分布することは、淡水動物プランクトン同定の定番「日本淡水動物プランクトン検索図説」(1961初版、東海大学出版会)や、 最新の調査「茨城県内水面漁業協同組合連合会・小冊子「魚たちのすみよい川と湖」(2006年03月)」にも記載がありません。
どうやら、牛久沼からの採取・観察報告は、本稿が国内初と思われます。
採取:2006年11月08日14:00 牛久沼(茨城県龍ケ崎市)レンタルボートたまや沖にて
天候○ 水位YP5.67m 推定水温17.0℃ 水色かなりマッディー
発表:2006年11月12日 牛久沼漁業協同組合顧問 よしさん
調査協力:牛久沼レンタルボートたまや
転載許可:牛久沼漁業協同組合ホームページに本稿転載を許可します。よしさん。

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