亀山湖・牛久沼は首都圏近郊のワカサギ釣り場をめざします

ワカサギふ化放流ノート
亀山湖(角柳)の動物プランクトン 
Microphotographs of the freshwater plankton of lake kameyama.
fig.01 ゾウミジンコ
fig.01 ゾウミジンコ
Bosmina longirostris
fig.02 ケンミジンコ(メス)
fig.02 ケンミジンコ(メス)
Cyclopoida
fig.03 ハリナガミジンコ(丸頭)
fig.03 ハリナガミジンコ(丸頭)
Daphnia longispina
hyalinagaleata
fig.04 ハリナガミジンコ(尖頭)
fig.04 ハリナガミジンコ(尖頭)
Daphnia longispina
hyalinagaleata
fig.05 フクロワムシ
fig.05 フクロワムシ
Asplanchna priodonta
fig.06 テマリワムシ
fig.06 テマリワムシ
Conochilus hippocrepis
fig.07 ハネウデワムシ
fig.07 ハネウデワムシ
Polyarthra frigla
fig.08 ツボワムシ属
fig.08 ツボワムシ属
Brachionus calyciflorus
fig.09 ツボワムシ属
fig.09 ツボワムシ属
Brachionus calyciflorus
【角柳のプランクトン】
今回の調査では、ハリナガミジンコがやや優占し、次いでゾウミジンコとケンミジンコが多く観察されました。
ワムシ類は、ミジンコ類より個体数が大分少ないものの、4種が出現しています。
ふ化仔魚(ヘラブナ・ワカサギ・コイ・etc)の初期餌料に最適なツボワムシ属は、側突起2本と後突起2本を有する種(fig.08)と、 側突起2本を有し後突起のない種(fig.09)の2変種が見られ、抱卵個体も確認しました。
採取全個体数は、僅少でした。

もしも、2007年03月27日〜29日生まれ(ふ出後3〜5日目)のワカサギ仔魚が、角柳で採餌行動をしていれば、 本報告(初期餌料の存在確認)に示すとおり初期生残率は高まる可能性が高いと言えます。
しかし2007年の、亀山湖における芦ノ湖産ワカサギ卵の受入は04月04日、ふ化終了は04月18日と伝えられますので、 仔魚誕生(ふ出)は04月16日〜18日と推定されます。
従って、今季ワカサギ仔魚が、04月18日〜22日(ふ出後3〜5日目)に、ふ化場所(亀山水産センター)より上流の 角柳に達っすることができ、採餌行動をしても、優良な初期餌料は少量であった可能性が高いと言えます。
角柳の動物プランクトンの種変化は、本報告(2007年03月31日)と別報告(2007年04月28日)を併読下さい。
採取:2007年03月31日(土)13:00 亀山湖(千葉県君津市)角柳
天候◎ 0.5m減水 水温13.5℃ 水色ややマッディー
発表:2007年05月10日 よしさん
「ザ・レイクチャンプ」シークレット・ポイント0005 亀山湖

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