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某水体で、2007年06月19日(火)に試験採取されたワカサギ(第2群)幼魚4尾の全長は、
最小33mm〜最大40mmであった。
別のワカサギ(第1群)幼魚26尾の全長は、
最小46mm〜最大57mmであった(fig.01写真参照)。
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この水体では、2007年春の諏訪湖産ワカサギ受精卵は、出荷元の出荷不能につき、未放流である。
一方、別の産地からのワカサギ受精卵は、2007年04月13日に受入ている。
【結論1】
成長の遅いグループ(第2群)は、2007年春の放流によるものではなく、
この水体で2007年03月04日+α以前に産卵され、03月29日+α頃ふ化した、自然繁殖ワカサギと判断できる。
【結論2】
成長の速いグループ(第1群・fig.01写真)は、2007年春の放流によるものではなく、
この水体で2007年01月26日+α以前に産卵され、03月05日+α頃ふ化した、自然繁殖ワカサギと判断できる。
結論に至る考察は「某水体における、ワカサギの成長(2007年魚)その1」を参照。
※30尾のワカサギが教えてくれたこと※
★この水体では、ワカサギが自然繁殖し、順調に成長している
★ワカサギの自然産卵時期は、01月下旬頃と03月上旬頃の複数回にわたる
★この水体に、2007年魚は、自然繁殖の2群(産卵の速い組と遅い組)と、移殖放流の合計3群が生息している
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