【観察】
千葉県亀山湖で、2007年08月25日(土)に、よしさんが成長確認したワカサギの全長は、
最小77mm〜最大83mmであった(fig.01写真参照)。
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亀山湖のワンド状の水際2ケ所で、ワカサギの群泳を目視観察したところ(fig.02写真参照)、
沖側の深みに30cm級のオオクチバス3〜5尾を認めた。
オオクチバスは連携し、右から左、左から右へと遊弋し、ワカサギをワンド状の水際に囲いこんで喰う攻撃を
反復していた。
オオクチバスの攻撃から逃れようと、陸上に飛び出すワカサギも見られ、
囲いこんだワカサギを狙って、カワセミもよしさんの面前で水中に飛び込んだ。
水際でダウンしたワカサギを喰おうと、野良ネコまでやってきた。
捕食者から逃れたワカサギは、サーフェイスレンジを沖に向かって、ヨロヨロ泳いでいた。
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同日、沖帯のワカサギの試し釣りは不調であった(原因は現在不詳)。
【考察】
亀山湖のワカサギは、オオクチバスに喰われるだけでなく、
空を飛ぶもの、陸を歩くものたちの餌料になっている。
本観察は、食物連鎖と、前期におけるワカサギ資源減耗の事例である。
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同日実施した、餌料プランクトン定期調査において採取したサンプルの検鏡は、これからである。
※ワカサギが教えてくれたこと※
★08月25日に、全長77〜83mmに成長していた
★ワカサギの前期資源減耗原因のひとつは、食物連鎖における捕食である