牛久沼のツメナガネズミワムシ
The Trichocerca cylindrica（IMHOF,1891）(zoo plankton) of the Ushiku swamp.
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fig.01 牛久沼のツメナガネズミワムシ Trichocerca cylindrica（IMHOF,1891）
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【よしさんコメント】
このツメナガネズミワムシ（fig.01）は、茨城県牛久沼（龍ケ崎市・他）におけるプランクトン定期調査で、
ネズミワムシ Trichocerca gracilis（TESSIN,1890）と共に、２００７年１０月１９日に採取しました。
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ツメナガネズミワムシの特徴は、背面前端の歯（１本しかありません）が長く、腹側へ鈎状に曲がることと、
左趾は細長く直線状で、体長と同じ程度に長いことから（右趾は退化して左趾の基部にあります）、同定は比較的容易です。
頭部甲鞘下端の背触手は、掲載写真の左下にあります（ジッと見ないと見えません）。
ツメナガネズミワムシは、全国に分布するとされますが、個体数は多くないようです。
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牛久沼における、ネズミワムシの採取・観察報告は、元東北大学教授大方昭弘博士の調査（※０１）があり、
２００５年１０月０３日および同年１１月２４日に、Trichocerca sp.の記載がありますが、種の同定レベルの発表はなされていません。
（※０１）
『魚たちのすみよい川と湖』（２００６年０３月３１日・茨城県内水面漁業協同組合連合会
平成１７年度内水面漁場環境保全啓発活動事業小冊子・２１ｐｐ・非売品）より
７〜２１ページ（牛久沼の事例）を抜粋し、牛久沼漁業協同組合ホームページに転載
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採取：２００７年１０月１９日（金）１１：３０ 牛久沼（茨城県龍ケ崎市）レンタルボートたまや沖にて
天候○ 水位：ＹＰ５．７３ｍ 実測水温１６．７℃ 水色ややマッディー
発表：２００７年１０月２６日（金） 牛久沼漁業協同組合顧問 よしさん
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