牛久沼(三日月橋下)の動物プランクトン
Microphotographs of the freshwater plankton of ushiku swamp.
fig.01 ヒゲナガケンミジンコ
Diaptomidae
fig.02 ゾウミジンコ
Bosmina longirostris
fig.03 ダフニア
Daphnia pulex
fig.04 タマミジンコ属
Moina sp.
fig.05 不詳
Unknown
【よしさんコメント】
2008年06月16日に、茨城県牛久沼の三日月橋下(st.um)で、観察された動物プランクトンです。
前月は小型プランクトンが多く観察されましたが、今回はゾウミジンコ(fig.02)・ダフニア(fig.03)・ ヒゲナガケンミジンコ(fig.01)と、中型プランクトンを確認しました。
タマミジンコ属(fig.04)は、春〜夏季の水田等に生息する普通種とされ、流域に水田の多い稲荷川・三日月橋下で、 田植えの済んだ時期に見られた原因は、水田からの流入が考えられます。
優占種は特にありません。
あたかも、牛久沼で増殖した稚魚主力群の、成長に合致したような餌料プランクトン相と思われ、 自然界のエスカレーター機能に驚かされます。
定期的に継続される、魚類の餌料環境調査は、重要な漁場資源管理のマイルストーンです。
採取:2008年06月16日(月) 08:00 天候○ 気温:23.0℃
水位:YP5.95m 水温:未測定 水色ややマッディー
発表:2008年06月22日(日) 牛久沼漁業協同組合顧問よしさん
転載許可:牛久沼漁業協同組合ホームページに本稿転載を許可します。よしさん。
http://wakasagi.jpn.org/
Copyright by yoshisan.