本湖の一部ともみなせるレンタルボートたまや沖(st.ut)は、川筋の三日月橋下(st.um)や西谷田川河口(st.un)に比し、 プランクトン相が豊富であり、プランクトンの豊饒さは養育可能な魚類資源量の多寡を暗示するものと思われます。 梅雨の時期にも、牛久沼で産卵・ふ化するであろうモツゴ(クチボソ)等に好適な、餌料環境が継続しています。
※既発表の本シリーズで、オナガミジンコと同定したプランクトンの多くは、オオアタマミジンコ Diaphanosoma dubia MANUILIOVA とすべき成果が報告され(小鹿 亨2002)、よしさんも今回より小鹿に従い、オオアタマミジンコと呼称します。 【参考文献】 小鹿 亨(2002)「油ケ淵の動物プランクトン−甲殻類とワムシ類−」安城市史研究第3号,106〜87pp(逆順ページ), 安城市史編纂委員会,安城市