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fig.01 ミジンコウキクサと軽度アオコ現象の水面(亀山湖神社下)
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fig.02 表層のアナベナ Anabaena affinis
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fig.03 アナベナ Anabaena affinis
もっと大倍率(部分)
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【藍藻アナベナ(亀山湖2008年の事例)】
今回の調査(神社下)では、2007年07月28日以来となる、アナベナ属の大量繁殖を確認しました。
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このアナベナ属は、太く直線状に、しかも長くのび、藻糸(群体)は薄い粘膜質の鞘に包まれ、浮遊しています。
球形の細胞は直径5〜6μm(fig.03写真、黒緑色丸)、異形細胞は直径7.5〜10μm(fig.03写真、上段左右の透明な丸)、
休眠細胞(直径9.5〜12μm)は、見られませんでした。
2006年〜2007年に観察したアナベナ属と同様の、Anabaena affinis と思われます。
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これから梅雨が明け、その後猛暑で高水温になれば、藍藻のアナベナ属は異常繁殖する可能性があり、
重度の水の華(アオコ現象)の発生が懸念されます。
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