【亀山湖(神社下)の動物プランクトン】
千葉県亀山湖(神社下)における、今回のプランクトン定期調査の優占種は、ケンミジンコ(fig.01写真)でした。
ヒゲナガケンミジンコ属(fig.02写真)が、神社下と角柳の2地点で同時観察されることは珍しい事態です。
06月下旬までに、後期仔魚〜稚魚段階に達していない魚の、口径に合う小型プランクトンは、コガタツボワムシ変異型(fig.06写真)
だけで、04月〜05月に続いて中型プランクトンの天下です。
コガタツボワムシ変異型の個体数は少なく、自然界の餌料エスカレータに乗り遅れた魚には、厳しい環境と言えます。
※既発表の本シリーズで、オナガミジンコと同定したプランクトンの多くは、オオアタマミジンコ Diaphanosoma dubia MANUILIOVA
とすべき成果が報告され(小鹿 亨2002)、よしさんも今回より小鹿に従い、オオアタマミジンコと呼称します。
【参考文献】
小鹿 亨(2002)「油ケ淵の動物プランクトン−甲殻類とワムシ類−」安城市史研究第3号,106〜87pp(逆順ページ),
安城市史編纂委員会,安城市
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