【山形県水窪ダム貯水池の動物プランクトン】
山形県水窪ダム貯水池における、今回のプランクトン調査の圧倒的優占種は、ホロミジンコ(fig.01-02写真)でした。
ハリナガミジンコ(fig.03写真)は少数派で、その他のプランクトンは観察できませんでした。
07月の水窪ダム貯水池は、北方系種で大きな中型プランクトン・ホロミジンコの天下で、小型プランクトンが見当たらず、
単調なプランクトン相と思われます。
※ホロミジンコの大判顕微鏡写真は、別項「山形県水窪ダム貯水池のホロミジンコ」をご参照下さい。
顕微鏡写真背景のグリッドは、1目盛100μm(ミクロン)です。
【ワカサギから見た水窪ダム貯水池の餌料プランクトン環境】
山形県水窪ダム貯水池へは、県南漁業協同組合が福島県産ワカサギ受精卵600万粒(2008年春)を、しゅろ束ロープ吊下げ表層浸漬法により放流。
他に有志が諏訪湖産ワカサギ受精卵16万粒を、しゅろ枠湖水浸漬法により2008年03月30日自主放流しており、
貯水池内自然繁殖群を合わせ、3群が生息している模様。
この3群が07月に未成魚段階まで成長していれば、豊富なホロミジンコは優良な餌料となる可能性が高いものと推定されます。
【謝辞】
ご多用中面談頂き増殖事業概要を伺いました、県南漁業協同組合島軒治夫組合長様に感謝します。
また、わざわざ休暇を取り面談頂いた、
ホームページ「TAKIワカサギフリーク」主宰TAKI(ハンドルネーム)様にお礼申し上げます。
【参考文献】
(※01)よしさん(2008):「水窪ダム貯水池(みずくぼダム)Mizukubo reservoir.」
ザ・レイクチャンプ,シークレット・ポイント,http://lake-champ.com/
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