茨城県牛久沼で、2008年10月11日に漁獲(定置網)されたテナガエビ(fig.01写真)です。
前年同期と同様に量的に豊漁ですが、カタはやや小ぶりというところ。
テナガエビ科テナガエビ(Macrobrachium nipponensis)の釣り期は、産卵のため浅場に寄る06〜07月が盛期で、
その後は深場へ移動します。
冬季は、牛久沼の魚類をはじめ、飛来するカワウ・アイサや留鳥カイツブリ等の潜水性鳥類の餌料の一部になり、
減耗する個体も多いと想定されますが、2〜3年生残するオスもいるようです。
ご推察の通り、写真の漁獲は産卵を済ませ深場へ「落ちた」テナガエビで、秋から冬の岸釣りは困難でしょう。
ゴールデンウィークになりましたら「牛久沼のテナガエビ釣り」を、ぜひ思い出して、おでかけ下さい。
水生植物と在来魚種の宝庫牛久沼で、小物釣りも楽しいものです。
【写真提供】牛久沼漁業協同組合堤組合長様
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