【結果】
2008年10月16日に、茨城県牛久沼の房内橋下(st.ub)で、観察されたプランクトンです。
多く観察されたのは、伸び縮みするクサリケイソウ(fig.05)で、次点はケンミジンコ(fig.01)です。
小型のチビワムシ属(fig.03)は、牛久沼で初確認しました。
【考察】
房内橋下のプランクトン調査に、今回初めて挑戦しました。
予想通り、川筋は流速もあり(浮遊生物は流されるため)プランクトンの種類は少数でした。
海産と淡水産が同一のクサリケイソウが多く見られた事実から、太古の海跡湖の名残(※01)か、現在の流域からの
流入事情(肥料・事業所排水・高速道路凍結防止剤)かによるNaclやKcl値が高い水質とも、推定されます。
写真は未掲載ですが、デトリタス(※02)の多いことは、ヘラブナの成長に寄与し、
水深1m程度の泥底から、上流ほど砂泥底に変化し、冬季にワカサギが釣れることは、ワカサギの産卵場の可能性を
示唆しています。
【参考文献】
(※01)よしさん(2006):「なぜ、牛久沼がワカサギの自然繁殖に適しているのか」.亀山湖牛久沼ワカサギ情報.http://wakasagi.jpn.org/
(※02)よしさん(2008):「牛久沼のデトリタス」.亀山湖牛久沼ワカサギ情報.http://wakasagi.jpn.org/
(※03)よしさん(2008):「つくば市房内の地名起源考」.亀山湖牛久沼ワカサギ情報.http://wakasagi.jpn.org/
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