【よしさんコメント】
★タイワンドジョウ科タイワンドジョウ属カムルチー Channa argus
茨城県牛久沼で、2009年03月12日(木)に漁獲されたカムルチーを、切り身で頂きました(fig.01写真参照)。
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皆様ご存知のカムルチーは、「1年で体長25cm、2年で35cm、3年で45cm、4年で50cmというのが、標準的な成長である。」(※01)とされ、
中国大陸・朝鮮半島原産の魚食魚です。
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外見からは想像のつかない美しいフィレ肉は、適度な弾力を持ち、小口に切り分けても(マグロ等のように)
水分が多くなく、ややザラついた感触があります。
一口サイズを定石通り、小麦粉→解き卵→パン粉をくぐらせフライにしました(fig.02写真参照)。
カムルチーのフライは、(アジのフライ等に比べ)肉がしっかりして、歯ごたえがあり、かなり美味しいものです。
脂のない肉質のため、巷間に伝わるカムルチーのアライにも興味が湧きますが、筋肉中に寄生する顎口虫が怖いので
加熱する調理方法をお勧めしたい。
【参考文献】
(※01)宮地傳三郎ほか(1981):カムルチー.『原色日本淡水魚類図鑑』全改訂新版6刷.保育社.大阪,pp.293−296.
(※02)よしさん(2008):「カムルチーの産卵場と浮上卵(千葉県雄蛇ケ池の事例)」http://wakasagi.jpn.org/
(※03)よしさん(2008):「雄蛇ケ池のカムルチー前期仔魚(ふ出翌日)」http://wakasagi.jpn.org/
※カムルチーが教えてくれたこと※
★外観と食味は異なり、かなり美味しい食材であること
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