【雄蛇ケ池におけるソウギョの糞塊】
2006年早春、雄蛇ケ池(※01 千葉県東金市)にソウギョが放流されて以降、
ソウギョの糞塊の解析を通じ、本水域におけるソウギョの主要餌料を特定する試みにトライしてきた(※02)。
今回は、塚本ボート桟橋にて、水面に漂うソウギョの糞塊を採取し、
ホルマリン固定せずに持ち帰り、生のまま検鏡した結果を上に示す(fig.01)。
●ソウギョの糞塊は、波浪により数mm単位に破砕され、枯葉等と混じった状態で水面に漂っていた。
●糞塊に、数種の原生動物が盛んに出入りしている様子を観察した。
しかし、糞塊の観察から、この季節にソウギョが食べているものの特定はできなかった。
●採取状況及び検鏡結果から、今回も観察サンプルの鮮度は低いものと推定される。
雄蛇ケ池で同日採取した、魚類餌料プランクトン(※03)・ネオヒゲナガケンミジンコ(※04)・太陽虫(※05)・藍藻類(※06)については、観察結果を別途報告している。
【参考文献】
※01 よしさん(1996〜2011):雄蛇ケ池「ザ・レイクチャンプ」http://lake-champ.com
※02 よしさん(2008):「これがソウギョの糞塊だ(千葉県雄蛇ケ池の事例)」http://wakasagi.jpn.org/
※03 よしさん(2012):「雄蛇ケ池の魚類餌料プランクトン」.http://wakasagi.jpn.org/
※04 よしさん(2012):「雄蛇ケ池のネオヒゲナガケンミジンコ」.http://wakasagi.jpn.org/
※05 よしさん(2012):「雄蛇ケ池の太陽虫」.http://wakasagi.jpn.org/
※06 よしさん(2012):「雄蛇ケ池の藍藻類」.http://wakasagi.jpn.org/
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