雄蛇ケ池揚水機場周辺水面に、波浪で打ち寄せられた灰黒色の被膜を認めた(fig.00)。 その被膜の正体を解明すべく、採取し、ホルマリン固定の上持ち帰り、検鏡したところ、 ゾウミジンコ属の卵鞘(fig.01)・藍藻類・デトリタス・腐葉等に気泡が付着したものと 判明した。 写真(fig.01)は、卵鞘(休眠卵)に気泡(中央上部の黒色丸型)が付着した状態を示す。 なお背景のグリッドは100μm間隔である。