fig.01 ケンミジンコ属
Cyclopoida
|
fig.02 オナガミジンコ
Diaphanosoma
|
fig.03 スナカラムシ属
Tintinnopsis(原生動物)
|
fig.04 不詳
Un-known
|
fig.05 コバンケイソウ属
Surirella(珪藻)
|
fig.06 クンショウモ属
Pediastrum(緑藻)
|
fig.07 クサリケイソウ(縮)
Bacillaria paradoxa
|
fig.08 クサリケイソウ(伸びた状態)
Bacillaria paradoxa
|
【よしさんコメント】
今回の調査では、予想以上に動物プランクトンの種類が少なく単調で、
牛久沼(三日月橋下)の優占種といえるほど、個体数の多い種も、ありませんでした。
コバンケイソウ属は湖沼の他、汽水湖・水田にも産します。
クサリケイソウは本来海産種で汽水湖に多く出現し、淡水に時折見られる種とされます。
☆
牛久沼(三日月橋下)で、コバンケイソウ属とクサリケイソウが今回も同時に観察されたことは、
5000年前の牛久沼と汽水湖(海)との関係を現在に暗示する、間接的補強材料と
見なせます。
【参考】「なぜ、牛久沼がワカサギの自然繁殖に適しているのか」(2006年08月12日発表稿)
☆
同日同時間の牛久沼(三日月橋下)におけるワカサギ釣りでは、表層とボトム(水深約1.5m)で、
一度に1尾づつ、ポツリポツリ釣れるものの、間遠い感覚でした。
今回この水域から、ワカサギの主たる餌料と推定される大型のヒゲナガケンミジンコを採取できなかったことと、
ワカサギの主力群が存在しなかったこととは、関連があるものと思われます。
|